台風19号続報10/13日夜各ダム放流する可能性なぜダム放流?

台風19号による河川被害が関東圏次々と報告されております。

神奈川県の城山ダムの放流は相模原の河川の影響もあり17時の放流は見合わせておりますが、放流前にあらために近隣住民に呼びかけると相模原より報じられております。

現在さらに荒川水系、利根川水系のダム放流の可能性があると報じられております。

ダム放流をしたらどのような影響があるのか?

あらためてなぜダムを放流する必要があるのか調べてみました。

川が溢れない水量に調整する洪水調節

群馬県藤岡市と埼玉県児玉郡神川町にまたがる下久保ダムのホームページより以下答えております。

多くのダムの場合、大雨が降ってダムに流れ込む水の量が増えても、下流の川が溢れない程度の水量であればそのまま流すことになっています。しかし、下流の川が溢れてしまいそうな水量に増え続けると、ダムは溢れない水量に抑える役割をします。これが洪水調節です。

  ダムで水量を抑えるとき、抑えた分だけダムに水が貯まり貯水量が増加します。雨が止んで川の水が引き始めると、それまで貯め込んでいた水を加えながら流し、次の大雨に備えます。

  ダムは、大雨が降って一気に流れる危険な水を貯め込み、安全な水量に減らしながら時間を掛けてゆっくり流しています。

とあります。

想定内の大雨のでは川の水が溢れないように調整できますが、今回の台風19号による想定外の降水量の大雨による河川の氾濫警報が出ている状況でのダム放流はどのような影響があるでしょうか?

決壊と放流

ダムの放流は、ダムに貯めこんでいる水が処理できないほど溢れる“決壊”を防ぐために放流されます。

それは予想される大雨が来る前にダム内の水を放流することで、洪水調節をする目的でもあります。

逆にダムの中にため込んだ水があふれるのが決壊。ダムが決壊したらコントロール不能になるため下流に甚大な水害を招くリスクがあります。

決壊を防ぐためにダムの放流をするのですが、短期間で水位が急激にあがったために決壊を防ぐために、神奈川県の城山ダムでは緊急放流が検討されました。

河川が氾濫している状態でダム放流をした場合、川の水位が一気に上昇し河川周辺で床下浸水など甚大な水害が懸念されます。そのため現状関係者は総合的情報から難しい判断を迫られていると思われます。

まとめ

いかがでしたでしょうか、決壊と放流。十年来になかった高い降水量の今回の台風19号。十数年に一度の非常事態と報じられておりますが、どうか命を優先した行動をとるための情報をとる意識を持っていただけたらと思います。

皆様のご無事を願っております。

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