こんばんは。
最近ニュースで小室眞子さんが、無給でアシスタントキュレーターとしてメトロポリタン美術館(MET)で働いているとのこと。
携わっている作品は、一遍上人の生涯に影響を受け、沖縄で平和記念像を制作した彫刻家でもあり、沖縄出身の画家の山田真山の展示される掛け軸解説仕事に取り組んだそうですね。
山田真山さんとはどのような方なのか調べてみました。
みなさん、おつきあいください。
山田真山プロフィール
山田真山(1885年-1977年)は明治から昭和にかけて活躍した彫刻家、画家です。
沖縄県那覇市に生まれ。20歳で東京美術学校へ進んで木彫科・彫塑科を専攻し、高村光雲からも教えを受けました。
山田真山は1940年に故郷である沖縄に帰りますが。1945年の沖縄戦により二人も息子さんを亡くします。戦禍による体験から平和への願いを強く感じ、1957年に72歳で平和記念像の制作に取り掛かりますが16年かけた制作のちに、未完成のまま亡くなってしまいます。
像はすでに出来ていた原型を元に、1978年に完成し、糸満市の沖縄平和祈念堂に安置されました。
最近では平和記念像の原型の保存活動が沖縄県宜野湾市でクラウドファンディングにて保存活動が行われておりました。こちら
なんでも鑑定団に鑑定依頼だされる
骨董品の鑑定で長く放送されている長寿番組であるなんでも鑑定団に2016年8月9日放送で山田真山の屏風が鑑定依頼され高額な評価額で話題になりました。
作品は竹林七賢人屏風図の屏風で、依頼主の父が約束の絵が完成しなかったため代わりに引き取った作品とのこと。
鑑定主は安河内眞(現在は沖縄県立美術館が所蔵)
メトロポリタン美術館で出品される掛け軸と小室眞子さんの解説
小室眞子さんはアシスタントキュレータとして展示された山田真山の掛け軸の解説に携わっているそうです。
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また、展示されている掛け軸はMET関係者が東京のギャラリーで発見したとあります。
まとめ
山田真山について調べてみました。
先述したようにメトロポリタン美術館で展示される掛け軸は4月24日まで展示される予定です。
彫刻や絵画で活躍し、晩年は平和の祈りを込めて平和記念像を制作した軌跡は今の我々日本人に何を訴えるのか思うのでした。
それではこの辺で。