宮迫謝罪会見から見る吉本興業の体質の問題点とは?

こんばんは、ヨシオです。前回お伝えしておりましたが、7月18日予定していた元吉本興業所属の雨上がり決死隊の宮迫博之、ロンドンブーツ1号2号田村亮(本日7月20日付で吉本興業より契約解除)が各個人として東京内で謝罪会見が行われました。

(c)時事通信社

記者会見で宮迫さんと田村亮さんより語られた内容は、反社会的勢力が主催する会合に出席して金銭を受け取った事実をを認め謝罪しました。

反社会的勢力と認識していたことに関しては否定し、自らも親交がなかったことを説明いたしました。

また引退については「今は考えていない」と否定しております。

その際、今回の謝罪会見に至るまでの吉本興業社長との生々しいやり取りが語られ、吉本興業の体質の問題が改めて浮き彫りとなる記者会見となりました。

今回はその謝罪会見から語られる吉本興業の体質の問題について調べてみました。皆さんも一緒についてきてくださいね。

記者会見やるなら「全員クビ」と社長に恫喝される

宮迫さんから語られた会社とのやりとりはブラック会社にた生々しいものでした。

宮迫さんが記者会見で話された経緯は次のようなものでした。

出典:https://www.jiji.com/jc/article?k=2019072000447&g=soc&utm_source=yahoo&utm_medium=referral&utm_campaign=link_back_edit

6月7日 フライデー闇営業を報道

6月8日 宮迫ら、闇営業で金銭を貰っていたことを吉本興業社員と弁護士に説明するが、「今更ひっくりかえせない」「静観しましょう」という話で落ち着く。(宮迫らも同意する)宮迫と田村は謝罪会見を希望するものの吉本興業岡本社長に拒否。

6月24日 再度記者会見希望を吉本興業に伝える。そのとき社長より「記者会見やるなら全員クビにする」と岡本社長に恫喝される。

テープ回していないな?

「(田村)亮、お前辞めて、1人で会見したらええわ。やってもいいけど、ほんなら全員クビにするからな。おれにはお前ら(その場に同席していた、宮迫博之、田村亮、レイザーラモンHG、ガリットチュウの福島善成らに対して)全員クビにする力がある」と恫喝する。

同日、吉本興業より宮迫らが金銭を受理を貰っていたことを発表。

7月8日 宮迫と田村が岡本社長に対して自ら引退してもかまわないので記者会見を嘆願。岡本社長より「引退はさせない、させるわけにはいかない

記者会見はさせてやる。その代わり、期間はこちらで(決める)。明言はできない」その様子に会社に対して不信感を持った二人はそれぞれ弁護士をつける。

7月18日 吉本興業から18日の引退会見か契約解除のどちらかを選ぶかを二人に迫る。引退会見の場合は吉本興業主催といわれる。

(c)時事通信社

出典:https://www.jiji.com/jc/article?k=2019072000447&g=soc&utm_source=yahoo&utm_medium=referral&utm_campaign=link_back_edit

その際、「在京在阪5社のテレビ局は吉本の株主だから大丈夫やから」といわれる

7月20日 都内で宮迫と田村が契約解除された個々として記者会見を開く

その際、詐欺グループ結婚式についてカラテカ入江より吉本興業のスポンサーをしたことがあるエステ会社と説明され、さらに吉本興業の社員もその場に同席していたことも公表する。

今回の謝罪会見から見る吉本興業の体質の問題点を改めて感じる印象を持ちました。一つに吉本興業の社長のパワハラに近い発言もありますが、明確な契約書を結んでいない中、口頭で契約を結んでいるという異常な会社運営の実態でした。

“忖度”の関係である芸能事務所とメディアの関係

そして田村亮より語られた衝撃的な内容「在京在阪5社のテレビ局は吉本の株主だから大丈夫やから」ですが、改めてメディアと大きな影響力がある芸能事務所の“忖度”関係があると認識される内容でした。

先日も公正取引委員会がジャニーズ事務所に対して、元スマップメンバーのメディア出演に圧力をかけないように注意した報道がありました。

これに対して事実関係を否定しているジャニーズ事務所の報道に対して、ワイドショー「スッキリ」で極楽とんぼの加藤浩次は「ジャニーズ事務所に限らず、みなさん周知なんですよ。大手の事務所を独立したタレントは、何年かテレビに出られなくなるっていうのは。僕はテレビを見ている方にも気付いている方もいると思う。僕もこういう仕事をさせてもらって、そういうのが暗黙にあるっていうのがわかっている」

とコメントし芸能界においてのメディアと芸能事務所の関係の認識を語っております。

口頭で契約する吉本興業への違和感

現代において、何事も契約は形にしたもので取り交わすのが常識ですが、

こうした吉本興業の業態に対して、吉本興業会長の大崎洋会長は朝日インタビューに対して、今後も「紙より口頭で」契約書を交わすと応えております。

ブラック会社問題など、就労において不当な労働条件や働き方改革が見直されているこの世の中において、大手の著名な芸能事務所が書面で芸人たちにたいして明確な専属契約書を書面で結んでいなかったことが衝撃でした。

それゆえに今回の記者会見は、あらためて強引な会社側の決定を迫るにあたり、迫られた芸人たち側が拒否できないような不利な雇用状態であると私は感じました。

口頭の契約にたいしてはスッキリで、ハリセンボンの近藤春奈は「口頭でも聞いたことがない。お互い同意してないと契約って結ばれないと思う」と吉本興業の業態に疑問をもたれているようでした。

同じく思う芸人の方は多いのではないでしょうか。

松本動きます

2時間半に渡り行われた記者会見。ネットでは記者会見を逃げ回っているという二人の苦渋が伝わり会社に対して疑問の声が多々上がっております。

今回の記者会見に対して同じ吉本興業の芸人よりTwitterでコメントしております。

陣内智則さん

出典:陣内智則Twitterより

謝罪会見 色んな感情で全て観ました。 二人の偽りのない会見だと思う。 亮のファミリー発言が全て。 お偉いさん 生放送で記者会見をして下さい お二人の為に、僕たち吉本芸人の為に、詐欺被害に遭われた方々の為に。 僕たちは笑いが大好きで大好きで お笑いの日本一だと信じた吉本興業に入ったんです

また先輩である、ダウンタウンの松本人志さんは

宮迫さん達の記者会見終了後に

後輩芸人達は不安よな。 松本 動きます。

とツイートしております。

出典:松本人志Twitterより

今後放送されるワイドナショー放送での松本さんの発言が注目されます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回の記者会見を見た人は先月と異なる印象を持った方はいらしたのではないでしょうか。

今回の闇営業問題の記者会見での会社の対応は、パワハラにあたるものと感じたものに感じましたし、あらためて会社の芸人たちに対しての契約業態の体質の異質さが闇営業問題の根底にあると感じました。今回の件を機に、より芸能界の体質を変えていくきっかけになると思いました。今後の収束を見ていきたいと思います。

本日はこの辺で。それでは!

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