アビガンはコロナウイルスに効果があるか?ほかの薬は?

みなさんこんばんは。

コロナウイルスのニュースが日に日に酷くなっております。

4月7日18時に安倍総理大臣は緊急事態宣言を宣言しました。
東日本震災を例に挙げ助け合いの心を国民に呼びかけ、現状から2週間後にはピークを避ける狙いを述べました。
自動車メーカー人工呼吸器の製作進めているなど話しましたが、

気になるのはその中でコロナウイルス新型肺炎に有効な薬としてアビガンを挙げて、アビガンの備蓄量を200万人分まで上げると発表しました。

出典:https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/news/p1/20/04/01/06763/より

アビガンとはどんな薬なのか?副作用はあるのか。

今回コロナウイルスの治療薬として注目されているアビガンについて調べてみました。

アビガンとは

アビガン(一般名ファビピラビル)は富士フィルム富山化学が開発した薬品で、抗インフルエンザウイルス薬として開発された薬です。細胞内で変換された三リン酸化体がウイルスのRNAポリメラーゼを選択的に阻害することでウイルスの抑制効果が認められ、細胞内のウイルス進行を阻害することで進行を抑制し、その間治療により回復させることが期待されております。

そのため、急ピッチで200万人分の備蓄量を上げる動きが今回の緊急事態宣言で公表されました。また世界30か国からもアビガンの薬品の供給が要請され、他20か国で無償提供する予定と7日の茂木外相は記者会見で述べております。

急速に拡大しているコロナウイルスに対しての治療薬として期待されておりますが、いいことばかりでなく副作用の懸念もあります。

報告されている副作用

アビガンは動物実験の臨床例から『本剤は初期胚の致死及び催奇形性が確認されていることから、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しない』注記があり、胎児に影響がある懸念があります。

そのため、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には使用しない等の使用に注意が必要となります。

他の副作用として、湿疹、嘔吐、腹痛、喘息など報告されております。

薬品使用には細心の注意が必要のようです。

他の治療薬は?

アビガン以外でも現在、下記の治療薬の臨床試験が行われております。

カモスタット 小野薬品工業……ドイツ研究チームで研究中
クロロキン ドイツBayer社……中国で臨床試験実施中
シクレソニド 帝人ファーマ……国立感染症研究所で実験中
レムデシビル米Gilead Sciences社……中国他複数で臨床試験中
ロピナビル・リトナビル 米Abbvie社……動物実験で予後改善効果が見られているため、中国などで臨床試験中

まとめ

緊急事態宣言で注目された治療薬、アビガンについて概要を調べてみました。
現状、ウイルスに対して効果が認められているものの、副作用が強いことがわかっており、今後他の治療薬の開発が早期に求められる状況です。

しかしながら、絶望的な状況ながらも希望の光は消えてないと感じました。

改めて感染しない予防の重要性が感じられました。

全く予断を許せませんが、手洗い、うがいを徹底して予防に努めこの難局を乗り越えていきたいと思います。また笑顔で自由に街を歩ける日を想像しながら。
本日はこの辺で。

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