みなさん、こんにちは
8月もお盆が過ぎましたが、いかがお過ごしでしょうか。新潟では8月15日に気象庁より40.7度が観測されたそうです。残暑ながら毎日暑い日が続きますね。
8月19日に東京都監察医務院の発表より、東京23区で7月以降の熱中症死者数が7月から今月18日までに熱中症で40~90代の男女で101人と報じられたニュースはとても驚きました。
無自覚の症状からから死に至る危険を実感させる数字と感じました。あらためて熱中症が身近に潜む危険だと認識したのではないでしょうか。
まだまだ暑い残暑。今回は熱中症を防ぐためのポイントによる熱中症予防を開設していきたいと思います。
皆さんも一緒に確認してくださいね
熱中症の症状
熱中症は、高温や高湿度の状況下で以下の段階で症状が現れます。
重症度一度
- 手足がしびれる
- めまい、立ちくらみがある
- 筋肉のこむら返りがある(痛い)
- 気分が悪い、ボーっとする
重症度二度
- 頭ががんがんする(頭痛)
- 吐き気がする・吐く
- からだがだるい(倦怠感)
- 意識が何となくおかしい
重症度三度
- 意識がない
- 呼びかけに対し返事がおかしい
- 真直ぐに歩けない・走れない
- 体が熱い
※重症度三度になった場合、意識がないため命の危険があります。早急応急処置が必要となります。
また、以下の人が熱中症になりやすいといわれております。
・脱水状態にある人
・高齢者
・肥満の人
・過度の衣服を着ている人
・普段から運動をしていない人
・暑さに慣れていない人
・病気の人、体調の悪い人
出典:環境庁 熱中症環境保健マニュアルより
日中より夜間が多い
今回のニュースでは、昼間より夜間が多いと報じられておりました。
カンカン照りの昼間より多いのはなぜだろうとニュースソースを見てみると、亡くなられた9割が65歳以上の方であり、夜間のクーラーの不使用が目立つとのことでした。
私の母もそうですが、高齢の方はあまりクーラーをつけたかがらない傾向があります。
これは一つには、登場したばかりのクーラーによる電気代の節約を考えている方が多いと思われます。15年前のクーラーと比較すると最近のは電気代3分の2安くなっているようですね。検証してないけど…。
もう一つは、私も経験がありますがクーラーで冷え過ぎて翌日体調を崩しがちになる症状、冷房病といわれているものです。こちらは自律神経のバランスが乱れることが原因と言われております。
これらを考えても、電気代は昔より安くなってますし正しいクーラーの使用をすることで熱中症のリスクを無くし、快適に室内を過ごせるメリットの方がどう考えてもおおいですよね?
では、適切なクーラーの使用とはどのような方法でしょうか?
適切なクーラーの使用
自律神経のバランスが崩れない適したクーラーの適温は25度から27度といわれております。
ただ、人によっては寒がり、暑がりといった体感温度に個人差があるため自分が『寒い』と感じない温度を設定しましょう。また、エアコンの設定温度が低く(24℃を下回る)、外気温と室温の差が大きいと部屋に出入りする際に体の負担になりますので、室内の人数、身体活動強度、服装などに合わせて、上手に調節しましょう。
直接クーラーの冷たい風に当たると自律神経が崩れがちになりますので、直接当たらない、お腹などを冷やさない腹巻、カーディガンなどで冷気にあたりすぎないように気をつけましょう。
冷えすぎないというのがポイントですね。最新のエアコンは全自動タイプで対応してくれるようですが、やはりこまめに室内温度をチェックするのがポイントですね。
手のひらで冷却し体深部を冷やす
室外での外出の場合はより、熱中症対策が必要となりますが、
脱水症状をさける
日差しの強い場所を避けて木陰などで過ごす
ことです。
特に日差しに当たりすぎることで体内奥の温度が40度になると全身がだるくなり、意識がもうろうとしてきます。
こうした場合に、体温を冷やす手段として、水や濡れタオルを太い血管のある脇の下、両側の首筋、足の付け根を冷やすのが従来有効とされてきました。
最近では熱中症の予防として、移動などの際に手のひらを冷えたペットボトルや水などで冷やすことが体の奥の体温を冷やす効果があると伝えられております。
これは人間の体にめぐらされている血管の動脈と静脈が並走する配置をしていることで、体温調節の役割を成す機能があるためです。
手などの末端の血管より、暑いときは末端の血管から外気から熱を吸収し、寒いときは外気へ熱を放散し、末端より外の気温の影響を受けた血液が体内の深い場所へ戻り体温が調整されていくという仕組みです。
静脈は動脈と熱を交換することで、体深部に戻る血液の体温変化を和らげる役目をもっております。
そのため、冷やしたペットボトルを手にし、時折手を冷やすことで末端の血管より冷気をいち早く取り込むことで体深部の熱をクールダウンさせ、気温高い中でも体温を低くすることで熱中症をしにくくさせることができると考えられます。(ただし、体調悪い場合、水分とっていない場合などはやはり要注意です。)
水分と塩分をこまめに、ジェラート飲料で体も冷却する
熱中症を予防するに体深部の温度を下げることもだいじですが、なにより脱水症状から熱中症を引き起こすことが多いため、先の方法と並行して、こまめに水分と塩分の補給をとることが大事といわれております。
最近では大塚製薬より氷、スムージー状のポカリスエット『アイススラリー』が発売されております。冷たいペットボトルを手の末端で冷やすことにたいし、水と異なりゆっくり解けるまで胃に残り冷やしていくことで体の深部の体温が上がなくする効果が見込まれます。
(出典:https://www.otsuka.co.jp/company/newsreleases/2018/20180712_1.html)
まとめ
いかがでしたでしょうか。こまめに体温調節、水分、塩分補給することで熱中症を予防できる方法をまとめてみました。
ただし、高血圧の方などは汗などかいていない涼しい室内にいる場合は塩分の取りすぎに注意しなければならない懸念もあると思います。
全てが当てはまらないケースもあると思いますが、それぞれに適した熱中症予防を行って残りの夏を乗り切りたいですね!
本日はこの辺で!