みなさんこんばんはヨシオです。
6月14日チケットの不正転売を防止するチケット不正転売禁止法が施行されて早10日。ダフ屋などの高額転売し取引されるのを防止する目的で施行された法律ですが、効果はあったのでしょうか。そんな中6月24日、あるコンサートチケットをめぐってTwitterトレンドである単語が注目されました。
“キンプリ当落”、“復活当選”
え?当落とか当選ってなんだろう。
とうことで施行された不正転売禁止法後に起きたある動きを調べてみました。みなさん、一緒についてきてくださいね。
不正転売禁止法とは?
これは来年開催される、東京オリンピックやラグビーワールドカップなどを控え、特定興行入場券の不正転売の禁止等をすることで、興行入場券の適正な流通の確保を目的として施行されました。
条文によると
この法律において「特定興行入場券」とは,興行入場券であって,不特定又は多数の者に販売され,かつ,次の要件のいずれにも該当するものをいうこと。
とし、
興行主等(興行主(興行の主催者をいう。以下同じ。)又は興行主の同意を得て興行入場券の販売を業として行う者をいう。以下同じ。)が,当該興行入場券の売買契約の締結に際し,興行主の同意のない有償譲渡を禁止する旨を明示し,かつ,その旨を当該興行入場券の券面に表示し又は当該興行入場券に係る電気通信の受信をする者が使用する通信端末機器(入出力装置を含む。)の映像面に当該興行入場券に係る情報と併せて表示させたものであること。
とあります。また、
何人も,特定興行入場券の不正転売を目的として,特定興行入場券を譲り受けてはならないこと。
とあり、不正転売とわかっていながら転売取引に応じた者も罰則の対象となります。
これら不正転売を行ったものに対しては、
規定に違反した者は、1年以下の懲役若しくは100万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。
とある厳しい法律です。施行されて、これで高額であり得ない値段でのチケット転売がなくなると期待されておりましたが残念なことが起きました。
キンプリのチケットが当選発表直後に大量に転売される
コンサートチケットで最も取りにくいといわれている一つにジャニーズのチケットが有名ですね。
その中でKing & Prince(キンプリ) は、2018年に結成してからものすごい勢いでジャニーズファンに支持され人気になっているグループです。
そんなキンプリですが、2019年7月よりツアーコンサートを発表。
チケットの購入は抽選で、24日がチケット抽選の発表でした。
購入方法はファンクラブからの購入と一般からの購入で、ファンクラブは¥6,900円、一般からの購入は7,400円。
ものすごい高倍率の抽選で獲得が難しい、文字通りプレミアムチケットで24日抽選の当選者発表後に、落選した多くのファンのSNSでキンプリ落選を嘆いておりました。
中学生の方だとアルバイトもいけないだろうから、お年玉とかおこずかいを貯められたり、高校生の方ですとアルバイトしてきっと願いを込めて抽選申し込まれた人も多いと思われますので、その気持ちとても分かります。
ところが、当選発表後に数時間のうちに大量にチケットが転売サイトに出回ります。
実際に転売サイトを見てみると、販売価格と大きく値段が開いた金額で取引されております。
あるサイトを見てみると、例えば7/21横浜アリーナの2枚チケット
一人当たり4万5千円の高額金額ですでに取引されております。
中には一人9万5千円で取引中にも…。
これだけ高額だと明らかに転売目的でチケットを集めているとしか思えません。
2枚で25万で取引…。多くのファンが楽しみにして抽選しているなか残念ながら不正転売禁止法は機能していないようでした。
怒りのファン、不正転売者通報し復活当選を呼びかける
こうした動きに、多くのファンが怒りをSNSで表明し不正な転売者にを通報しようという動きがTwitterで呼びかけられました。
復活当選とは?
復活当選とは、ジャニーズのチケットが一度落選したのちに、当選者が不正な方法で無効になったり、料金を支払わなかったり、またはコンサート会場の増設などにより新たな席を確保されたときにファンクラブの選考受付で落選した人の中から再抽選が行われます。そこで復活当選されることを指します。
振込期日ご7日後あたりに再度行われるケースが多いようです。その場合メールで事務局など再度、再抽選の連絡が入るようですね。ただし、公演直前など期日が差し迫った場合は電話で連絡されることもあるようです。
こうした復活当選を呼びかけ、不正転売者を通報しようという動きが24日午後3-5時頃活発になりました。また、不正転売と知りながら購入してしまう人たちへ呼びかけております。
同じファンとして、同じ気持ちのファンが瞬く間に広がり24日夕方のTwitterのトレンドとして挙げられました。前述した何倍も跳ね上がったチケットの高額取引は不正転売禁止法にあたるとおもわれます。今後の行方を見てみたいと思います。
まとめ
今回、不正転売禁止法後のチケットを調べてみましたがいかがでしたでしょうか。
こうしたコンサートに行きたいファンの心理を逆手に取った高額な転売目的の取引が、ファンにとっても許しがたいのはとても理解できるし、同じく怒りを覚えます。
今後よりこうしたことを防止する方法として国は法律の厳罰化をし、販売元の運営側は、より本人以外会場に入れないなどチケット転売をなくす働きかけをすべきだと思いました。
こうした、高額でしかチケットを入手できなくなる状況は、未成年を犯罪に走らせてしまうことにもなりかねません。東京オリンピックのチケット並みに厳しくすることで、今後こうした動きに歯止めになればと思います。
今日はこの辺で。それでは。( ´∀` )