9月はつらい?新学期のメンタルヘルスとは?

皆さんこんにちは。夏休みはいかがお過ごしでしたか?

いよいよ今日から9月になりました。まだまだ暑いですが、今年も気が付けばあと4カ月しかないのは時間は本当にはやいものですね。

さて、夏休みが終わりまた普段の生活に戻るタイミングが9月であることから憂鬱な人は多いと思います。…ああまた仕事やらなくちゃ…と考えるとやっぱり気が重くなりがちですよね?学生の方も9月から新学期、長い休みが終わりまた学生生活が始まる生活環境の変化で体調を崩す方が多いようです。

実はそうした新生活である9月-10月は、月間の自殺件数が3月に次いで多いことから東京都福祉保健局では自殺防止月間としており、厚生労働省では9月10-16日を自殺防止週間としております。

今回は9月の新学期、メンタルヘルスについて話してみたいと思います。

3月に次いで10月まで自殺件数が増えている

こちらのグラフをご覧ください。こちらは昨年平成30年の月間自殺件数です。

出典:警視自殺統計原票データより厚生労働省作成

まず、新年度始まりである3月の自殺件数が大きく件数が増えているのがわかります。

次に見える動きは、8月までゆっくり下降していき9月から10月をピークとして件数が再び右上がりに増加していくのがわかります

※写真はイメージです。

グラフから推測されるのは引っ越しや新しい職場、入学や転職などの新生活の環境適応においてストレスが知らずのうちにため込んでいくことで、適応障害やパニック障害を発症していき問題が解決されないことでうつ病に移行していく懸念があると思われます。「自分はメンタルが強いから関係ない」と軽く見る方は多いかもしれません。けれど、無自覚のうちにストレスはダメージとして体に残っていることが多々あります。自律神経がストレスで狂うことで不眠、だるさ、頭痛などから徐々にというケースです。

そうしたことを理解したうえで、自分が悩む原因と向き合うことがまずメンタルヘルスにおいて大切なことだと思います。

実は私も4年前にブラック会社で働き、適応障害で働けなくなった時期がありまいした。なので今ならメンタルヘルスの大切さが身に染みます。

環境適応能力について

以下該当する人が多い人は環境適応にストレスを溜めやすいとされております。

  • 失敗したことをいつまでもクヨクヨしてしまう。
  • 新しいことを始めるとき不安に感じてしまう。
  • 緊張すると大量の汗をかき、めまいなどするときがある。
  • 肩がこる。
  • ストレスを感じると酒、たばこの摂取量が増える。
  • 計画した内容が完璧でないと気が済まない。

これらが3つ以上該当する人は、ストレスをため込みやすいとされております。

ちなみに自分は全部当てはまります。

日々我々は目に見えないストレスを紫外線のように受け続けているというイメージのほうがあっているかもしれませんね。

では、そうしたストレスに対してどのようにつきあっていったよいでしょうか。

誰かに相談しよう、そして逃げよう

多くの悩みを抱える方で最も多いのは人間関係です。

その中で学生ではイジメ、社会人では職場でのパワハラなどで苦しんでいる方が新学期に対して一番気持ちが重いとされるようです。

大事なことは一人で悩まないということです。

そして、その辛い場所から逃げていいということです。

同じコミュニティでの悩みにおいて、誰に話しても解決にはならないと思うかもしれませんが、違うコミュニティだからこそ自分が客観的な意見や解決策が見つかることはあります。

学生での人間関係だと限られた人間関係のため八方ふさがりに感じがちですがそんなことはありません。一人で悩んで結論を出す前に、他の人に相談してみましょう。県が子どもや保護者向けに開設している電話相談こころんだいやるは年末年始を除く午前9時~午後9時、077(524)2030

全国共通の「24時間子供SOSダイヤル」SOSダイヤルは24時間対応で、フリーダイヤル(0120)078310

逃げてもよい

会社で働いている方でブラック会社での過酷な労働や、人格否定など職場のパワハラの方は、なかなか家族がを養っている大黒柱としての責任をはたそうとしていることから、我慢してがんばろうと、他の人の意見を聞く気になれないかもしれません。

2017年度の厚生労働省による労働基準関係の法令違反と指摘された会社は300件以上に上ります。会社という組織の中で、納得させられているものも実は法令違反というのがざらにあると思わせる数字です。

会社によって自身が心を病んでしまった場合、回復するのに数年かかるかもしくは長い時間をかけて治療に苦しむことで働けなくなった期間の経済的金額は我慢して働いて金額よりも損失は何倍にも及ぶことでしょう。

ブラック会社該当する会社は即辞めましょう。

誰かにぜひ相談してみましょう。そして思い切り逃げましょう。

ブラック会社を辞めた私の経験

私は入社して毎月90時間の残業を行いながら、毎日終電のサービス残業と薄給。そしていわれない暴言のパワハラを受け続け会社を辞めました。

私が働いた会社はどんなに遅くても、出勤時間は変わらず朝からでした。

連日続く仕事量と残業時間をこなし、パワハラを続ける職場の環境に当時の私は疲弊してました。電車の踏切を飛び込んだら今の状況から解放されるなあ…と本気で当たり前の感覚のように考えてことがありました。

それでも、家族のために自分は忍耐強い自身もあったので我慢し続けて働いておりました。

ある日、朝出勤しようと布団から片足を立てて立ち上がろうとしたら、それ以上体が動きませんでした。どんなに体を動かそうとしても体が動かず、1時間以上同じ姿勢のまま動けませんでした。その様子をみて妻はもう行かなくていいといいました。

私はその日のうちに会社に行けない旨を伝え、メンタルクリニックで症状を書いてもらい診察してもらいました。診断された病名は適応障害でで1か月の安静が必要との診断書でした。

会社に電話で連絡すると、上司は激怒しておりましたが医師の診断書があると伝え、場合にってはコピーしているタイムカードを持って労働基準監督署に相談すると伝えました。残業代を違反に支払っていなかった会社だったので言い返されることはありませんでした。会社に迷惑をかけたと一方的にいい電話を切られました。

診断書を送って、家でぼーっと過ごして1週間後に外を少し散歩してみてちょうど3月の桜が満開な季節でした。それまで分刻みで仕事に追われていたこともあって、久しぶりにみた桜が綺麗だなと感じた時でした。何をみても無感情になってしまっていた自分の感情。そこまで会社に追い込まれていたことに気づき始めて自分の異常な状況を理解しました。そして会社のために命をなくそうと考えたことに心からバカバカしい感じるようになりました。

そして私は会社辞めようと決意しました。

会社にはさらに医者より療養が2カ月かかると伝え休職を伝えましたが、会社は拒否。労働基準監督署に相談し、残業代を清算してもらうのに裁判をするかなやみましたが、会社都合での退職(失業年金がすぐに当月対応してもらえる)で合意して辞めました。裁判でこれ以上関わりたくなかったのもあります。

ちなみにこうした、短期でやめたことが次の職場で不利ではないかと思われる方もいるかもしれませんが、ブラック会社での勤務した事情は、他の会社で説明してほとんど理解してもらえました。今ではストレスなしの環境のよい会社で働いていております。

ブラック会社、人間関係、労働条件で悩んでいる方相談する窓口を書いておきます。わずかな勇気で家族とあなたにとって道は開けます。

厚生労働省より

労働条件ほっとライン

0120-811-610

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回私事をかいてしまいまいたが、環境が変わることで人は常に無意識のうちにストレスを蓄積します。

大本の悩みを解決することが一番ノーストレスですが、なにより普段から適度な運動や、趣味、睡眠と規則正しい生活が私はメンタルヘルスにおいて一番健康を維持できる秘訣だと思います。そこにはまた、一人ではない社会のコミュニティに進んで入っていくこともまた大切なのではないかと思います。

再度言いますが、一人で悩まず周りに相談してみましょう。そして自分自身の声に耳を傾けて苦痛でありつらいと感じたら迷わず逃げましょう。

逃げてもまた進めばよいのですから。

メンタルケアをして今年残りの月を乗り切りましょう。

本日はこの辺で。それでは。

 

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